ビジネス実務法務検定3級 「1日30分」で合格する勉強法

仕事

こんにちは。ミニマムライフ世代ブロガーのたっくです。

あなたは「ビジネス実務法務検定」をご存知でしょうか?

読んで字の如く、「ビジネス」における「実務」に必要な「法律」の検定試験です。

ちなみに公式ホームページには、こんなキャッチコピーで紹介されています!

自分を守る 仕事の法律入門 

それがビジネス実務法務検定試験です。

出典:東京商工会議所 検定試験情報

なんとも共感できる!!

現在、僕はサラリーマンで企業の中間管理職として勤務しております。

最近、新しく配属された上司から、さらっと「グレーな指示」を仰ぐことがとても多いので、「本当に大丈夫なのだろうか?」と考える事が多くなっていました。

もちろん、「会社が」ではなく、「自分の身が」です。

1985年生まれの僕は「ミニマムライフ世代」と呼ばれていて、将来に対するリスクを過大に見積もる傾向があるそうです。※詳細は下のリンク先の記事を参照。

ミニマムライフ世代とは?

こんにちは。

ミニマムライフ世代ブロガーのたっくです。

僕は1985年生まれの男でございますが、

 

僕の生まれた世代は、いろいろな呼び方があるみたいですね。世代の呼び方というのは、いわゆる「団塊の世代…」とかそういうものです。

そのせいかどうかはわかりません(笑)が、「ビジネス」における「実務」に必要な「法律」の知識である「ビジネス実務法務検定」を勉強して「自分の身は自分で守ろう!」と思ったのです。

そして、その初級編(?)である「ビジネス実務法務検定 3級」を受験しました。

合格!!受験後に届いた合格証。

見事、合格!!

今回は「1日30分」の勉強で合格出来ました!!なので、その勉強法を紹介いたします。

尚、合格率は75.9%なので、しっかり勉強すれば、合格できる試験内容になっております。

とは言っても実は、結果が届くまでは、内心ドキドキしてました…

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今回使った参考書は?

今回の勉強で使用した参考書はこちらです!

お風呂でも読んでいたので、ヨレヨレになりました…

この本の表紙に書いてある通りで「これ1冊で合格ラインを突破!」に嘘偽りはない結果になりました。

また「テキストいらずの問題集」なので、これ1冊というのは、「問題集」はこれ1冊(問題集とテキストで計2冊)ではなくて、本当にこれ1冊だけの1冊です。

テキストは使わない!!

なぜテキストは使わないかというと、「ビジネス実務法務検定 3級」は「合格率70%越え」とはいえ、なかなか出題範囲が広いのです。

ざっと、こんな感じです。

  1. ビジネス実務法務の法体系
  2. 企業取引の法務
  3. 債権の管理と回収
  4. 企業財産の管理と法律
  5. 企業活動に関する法規制
  6. 企業と会社のしくみ
  7. 企業と従業員の関係
  8. ビジネスに関連する家族法

これだけの項目を全てテキストで確認しているとそれだけで結構な時間を要するでしょう。

また勉強してみるとわかるのですが、「法律の条文」って固い文章が使われているので、法学部出身とかでその手の文章に慣れていない場合は、なかなか頭に入ってこないんですよ…

「試験勉強といえば『テキスト』で勉強して、『問題集』を解く。」の基本的な流れに沿ってしまうと「いつまで経ってもテキストを読み終わらない。」というような事態に陥ってしまう可能性があります。

なので、わからなければ、わからないなりにどんどん問題を解いてしまった方が頭に入ってくるのですね。

ちなみに僕と同世代のあなたであれば、日常生活や仕事の経験から、何となくわかる問題が多いと思います。

この本は、1ページ毎に「問題→解答・解説」となっているので、わからない問題は飛ばして、解答、解説で確認して、覚えていく。これが基本の勉強法になります。

また各章(上の1~8の項目の事)毎に「重要ポイントの整理」というページがあり、特に重要な用語のポイントがまとめてあります。

解答・解説を読んでもよくわからない部分がある場合は、ここを確認すれば、理解を深める事ができるでしょう。

わからない用語はwebで調べよう!

それでも、「よくわからない用語」や「もっと詳しい解説が必要だな」と思った箇所については、webで調べてみましょう。

僕の場合は、「成年被後見人」って言葉の意味が漢字からはわかなかったので検索してみると、

精神上の障害により判断能力を欠くとして、家庭裁判所から後見開始の審判を受けた人。本人の代理として成年後見人が財産管理などを行う。

出典:コトバンク

というように専門サイトやデジタル辞書(Wikipediaなど)に言葉の意味や詳しい解説が載っていることがほとんどです。

また「ビジネス実務法務検定 3級」の出題範囲であれば、webで調べても、まだよくわからない部分というのは僕の中ではありませんでした。

今の時代は「何が知りたいのか?(知りたい情報のキーワード)」がわかっていれば、何でもwebで調べる事ができるので便利ですね。

勉強法は?

では実際に僕がやっていた勉強方法を紹介します。

この本は、1ページ毎に「問題→解答・解説」の形式になっております。

例えば、「この本の9ページ目は『財産権一般』の問題のページで、10ページ目がその『財産権一般』の解答・解説のページ」といった形式です。

なので、その「問題→解答・解説」の確認を1日に4~5問のペースで進めていきます。それで大体30分くらいといった感じです。

慣れない最初のうちは、文章も固いのでもう少し時間がかかる場合もあるかもしれませんが、慣れてくれば、30分で6問~8問くらいのペースで進めていける事もありますので、ご安心ください。

問題数は各章毎に異なっていて、この本では過去の試験の出題頻度の傾向などから問題数を設定してくれているみたいなので、「ここは出題頻度が高いですよ。」って部分に関しては、問題数自体を多めに設定してくれています。

なので、この本の順番通りに読み進めていけば(問題をこなしていけば)、しっかり勉強できる内容になっているのも嬉しいポイントです!

ちなみに各章毎の問題数は、

  1. ビジネス実務法務の法体系…5問
  2. 企業取引の法務…22問
  3. 債権の管理と回収…21問
  4. 企業財産の管理と法律…11問
  5. 企業活動に関する法規制…13問
  6. 企業と会社のしくみ…11問
  7. 企業と従業員の関係…6問
  8. ビジネスに関連する家族法…5問

と合わせて、94問です。

1日に4問のペースでも、1か月かからない24日間で全部の問題をこなすことができます。

休日などを利用して勉強の時間をとれる方であれば、もっと早い期間で完了しますね。

恥ずかしながら僕の場合は、休日や帰宅後に勉強する事があまりできないので、通勤時間などを利用して大体1か月くらいが勉強期間でした(笑)。

過去問は必須です!!

そして、全問題をこなしたあなたは、この本の最後についている過去問(前年になりますので、ここでは2017年版)を解きましょう!

過去問だけは、制限時間が2時間なので、勉強時間としては採点と合わせて2時間程を要します。

しかし、試験に合格するためには、試験の練習、「つまり過去問を解く!」ことが一番の勉強法なので、この日だけはご容赦ください…

僕が1回目に過去問を解いた時はこの段階で82点でした。ズボラな僕でこの点数なので、ここまで毎日勉強を進めたあなたならもっと高得点になるでしょう。

この点数でも合格基準(こちらは後で詳細を記載します)を超えてはいるのですが、本番の試験の合格できる確率を高めるため、一応、間違った箇所をチェックしてその部分の問題集の確認→過去問の再トライを行いました。これが大体3日間くらいです。

僕の場合は、試験まであまり日数がなかった事もありますが、他の過去問や演習問題などは一切やりませんでした。

2回目の過去問も間違った箇所しか解いていません。

実際試験を受けてみて感じた事は、過去問(前年の)と問題の出題箇所(内容自体)はあまり変わっておらず、聞き方(出題の仕方)だけが変わっている感じでした。

あなたも過去問を解いて、点数が合格基準点を超えているのであれば、間違った箇所の確認や深堀りをしていった方が時間もかからず、点数アップにつながるのでおすすめです。

合格基準は?

この試験の特徴でもあるのが、合格基準で、すごく明確です!

100点満点のテストになっていて、70点以上をとれば、全ての方が合格です。

それは公式のホームページにも記載してあります。各級の基準

なので、今回(第44回)は平均点78.8点で合格率は75.9%という結果になっています。

全体の受験者のレベルに関係なく70点以上をとれば合格と基準が明確であることもこの試験の合格率が高い要因かもしれません。

つまり、勉強すれば合格できるし、勉強しなければ合格できません。周りは関係ないのが良いですね!

今回は89点で合格しました。

申し込み方法

では実際に試験を受けるまでのお申込みの流れです。

「ビジネス実務法務試験」はweb申し込みが可能です。

便利ですね!僕は申し込む前は、東京商工会議所に直接申し込みに行くのか、PDFでダウンロードした申込書を郵送で提出するお役所のような形式かと思っていました(笑)

なので試験日までは、

  1. webで申し込み登録をする
  2. 申込書(払込取扱票)が自宅(登録住所)に届く
  3. コンビニや郵便局で受験料を払う(振込取扱票で)
  4. 受験票が届く
  5. 試験日 

といった流れになります。

まずは最初のwebでの申し込み登録ですが、

ビジネス実務法務検定試験(公式)

↑の公式ホームページの「個人受験 申し込み」の欄をクリックすると、入力フォームが出てきますので必要事項を全て入力して登録を完了していきましょう。

※申し込み登録は申込登録期間中でないと、入力できないので注意してください。

そして、申し込み登録が完了して大体1週間くらいでご自宅(登録住所)に申込書(払込取扱票)が届きます。

この下部分にコンビニや郵便局で支払える払込取扱票がついてます。

払込取扱書をミシン目に沿って切り取って、払込期限(画像の左下部分に記載)までにお近くのコンビニや郵便局で支払いをしましょう。

支払いが完了するとご自宅(登録住所)に郵送で受験票がハガキで届きます。ちなみに「試験会場」はこの受験票が届くまでどこになるのかはわかりません。

僕は早く会場が知りたかったのですが、支払いが完了してからこのハガキが中々届かなかったので問い合わせをしようかと思いました。

しかし、よく調べてみたら「受験票発送日」が始めから決められていたみたいですね。(ホームページや申込書に同封で送られてきた受験要項にもしっかり記載されていました…)

僕の時は、「試験日」が12/9(日)で「受験票発送日」が11/26(月)、自宅には11/27(火)には郵便で届いていました。(早い!)

圧着ハガキと言われるタイプ、こちらはハガキの見開き面。今回は「専修大学 神田キャンパス」が会場でした。

試験日の準備

いよいよ試験日の当日になりました。

持ち物は受験票に記載してありますが、

  1. 受験票
  2. 筆記用具(鉛筆かシャープペン、消しゴム)※マークシートです。
  3. 身分証明書(氏名・生年月日・顔写真が揃って確認できるもの)

こちらは忘れないようにしましょう!

実際の会場で、当日に身分証明か受験票を忘れていた方が何人かいた様子でしたが、試験だけは受験できていたみたいです。

ですが、試験中に試験官の方がちょくちょく来て、いろいろ確認されたり、書かされたりしていて、集中できなそうな様子でした。なので、できれば忘れないことが賢明かと感じます。

今回は、試験会場が大学のキャンパスだったためか、「何か大学生が多くて、おっさん浮いてるかな…(笑)」と当日は感じましたが、実際はそうでもなかったみたいです。

引用:https://www.kentei.org/houmu/data.html

上は「2017年度のビジネス実務法務検定 3級の受験者の業種別」の表です。

これを見ると、「製造業」、「サービス業」次いで「金融・保険業」と顧客(法人も)と契約を結ぶ機会が多い業種の方の受験者が多いことがわかります。

僕もそうですが、「会社が結べといっているこの契約(申し込み)は本当に合法なのか!?」と疑問を感じている方が多いのでしょうか?(「この解約金ひどすぎ!?」とかね)

このデータを見ると僕が「大学生が多いかな?」と感じたのは、3級ってこともあり、若手のビジネスマン(女性も)が受験者として多かったからなのでしょうね。(残念ながら年齢別のデータはないようです。)

受験をしてみて

最後に「ビジネス実務法務検定 3級」を受験してみて思った事ですが、正直3級のレベルでは、「ビジネス法務のスペシャリストになった!」とか「会社での昇給につながった」みたいな実感は特にありません。

しかし、メリットとして、

  • 契約書の内容がすんなりと頭に入ってくるようになった(固い文章に慣れた)
  • 同僚からこの手の相談が少し増えた(貸しを作れる)
  • スマホやプロバイダ、保険の契約の時に気をつけるポイントが何となくわかった
  • 今の会社の契約・規約は法律的にギリギリセーフであった(笑)

などがわかったので、とても良い経験(知識)になりました。

また勉強した内容も普段仕事をしている上でも、私生活の上でも(「消費者契約」や「相続」なども試験範囲なので)関係のない内容ではないので、よくある「試験の合格のためだけで実際は全く役に立たない知識」ではなかったです。

そして、何より「合格する!」って事は嬉しいですよね。僕はあまり資格試験とかを受けた経験がないので、とても嬉しかったです!

なので、次は「2級の試験を受験してみよう」と思っております。(単純ですいません…)

あなたがもし「ビジネス実務法務検定 3級」の受験を考えているのであれば、

  • 勉強さえすれば必ず合格できる
  • 働いている上でプラスになる(マイナスにはならない)
  • 費用面も受験料の他は問題集1冊のみ

の理由でおすすめです!!あなたも「自分の身は自分で守る知識」をつけてみてはいかがでしょうか?(少し大げさかな…笑)

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